冷えとり靴下
街のあちらこちらで見かける足つぼマッサージ。足の裏には全ての内臓のつぼが集まっていて、第二の心臓とも言われているので、そこをマッサージすることで健康にしていきますというのが足つぼマッサージです。
足の裏にはつぼだけではなく、汗腺も多くあり、冷えとりで重要な毒出しも足から多く出てきます。
その毒出しをするために、半身浴で温めることが大事になってくるのですが、24時間半身浴するわけにはいかないので、半身浴と同じ状態を常に作るために靴下の重ね履きが効果的なのです。
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寝る時も靴下を履く
お風呂以外の時はずっと履いておくことが大事なので、寝る時も靴下を履きます。
寝ている時間帯は一番排毒機能が働く時間ですので、最初のうちは寝る時に靴下を履くなんて嫌!と思われるかもしれませんが、毒出しのためと思って我慢しましょう。そのうち靴下が無いと眠れない!ときっとなりますよ。
重ね履きのやり方
冷えとり靴下は、4枚重ね履きするのが基本です。普段履いている靴下を4枚も履くの!?と思われるかもしれませんが、それは違います。履く靴下の種類とルールが以下の様に決まっています。
2枚目 木綿かウールの5本指
3枚目 絹の普通の形
4枚目 木綿かウールの普通の形
冷えとり上級者になってくると、4枚以上重ね履きして、10枚履くという方もいらっしゃいます。その場合、5枚目からは3枚目と4枚目を交互に繰り返して履きます。
寒いと感じるようであれば、温かいと感じるまで何枚も履いてみてください。
靴が入らない
冷えとり靴下は1枚1枚は薄いのですが、4枚重ねるとそれなりの厚みになってきます。4枚以上ともなるとなおさらです。
ですので、靴はスニーカーであれば、靴紐を緩めることで調整してみてください。革靴だとなかなかそうはいかない場合が多いと思いますので、3枚目か4枚目をやめることで調整してみてください。この後説明しますが、1枚目と2枚目は特に重要ですので、そこは省かないようにしてください。
なぜ5本指?
指と指の間から出てくる毒素を吸収するために5本指を履きます。また、指と指の間に空間を作ることで蒸れにくくする効果もあります。
なぜ1枚目に絹?
絹は毒素を吸い出し、外からの毒を受け付けない特性があり、さらに保温性にも優れています。そのため、皮膚に接する1番内側は絹の靴下を履きます。
なぜ2枚目に綿?
綿は毒素の吸収機能が優れており、排出しない特性があります。そのため、1枚目から出てきた毒素を吸収するために2枚目に綿を履くのです。毒素や汗を吸収するため、ベタベタしてきます。
綿の代わりにウールの靴下もあります。ウールは乾きやすいので、夏はさらさらで、冬はあったかを感じられます。
毎日履き替える?
理想を言えば、毒素の吸収を最大限やってもらうために、朝晩履き替えるのが良いのですが、安くない靴下ですので、最初からはなかなか難しい所です。
ですので、基本的には気持ち悪いな、なんか臭うかもと思ったら履き替えてください。1枚目と2枚目を頻繁に洗えば、外側はある程度期間を開けても大丈夫です。
もっと本格的に冷えとりをやりたいと思ってから追加で買っていくのが良いでしょう。
靴下の洗濯方法
洗剤を入れずにぬるま湯で手洗いしてください。汚れがひどい場合は天然の石鹸で軽くこすって汚れを落とします。乾かす時は、形を整えてから日陰干しするのが良いでしょう。
毎日洗うものではないので、手洗いでもそんなに苦にならないと思います。手洗いすることで、靴下や冷えとりに対して愛着がわきますし、心を落ち着かせる効果もあるので、是非やってみましょう。
それでも面倒で嫌という方は洗濯ネットに入れて中性洗剤で洗ってください。合成洗剤を使うと、毒出しの効果が薄れてしまいます。また、乾かす時に乾燥機は使わないでください。
洗濯ネットすら面倒という方はそのまま洗っても意外に問題ないです。(実体験より)
いつまで効果が続くの?
排出された毒素によって、繊維が溶けたり、弱って、穴が開いてしまう場合があります。その場合、なるべく早く縫うようにしましょう。放置しておくと、縫うことが困難になって、使い物にならなくなってしまいます。高い靴下なので、一つ一つ大切に扱いたいですね。
穴の場所で体の悪い箇所が判明
穴が開いた場所によって、体のどの部分が悪くなっているか、治そうとしているかが分かります。めんげんについて詳しく知りたい方はこちら。
穴が開いた場所 | 体が治そうとしている箇所 |
---|---|
親指の外側 | 消化器・脾臓 |
親指の内側 | 肝臓 |
人差し指 | 消化器(胃腸) |
中指 | 消化器(胃腸) |
薬指 | 胆のう |
小指 | 膀胱 |
足の裏 | 腎臓 |
くるぶし | 腎臓 |
かかと・アキレス腱 | 腎臓・膀胱・婦人科系 |
足の甲 | 消化器 |
足首 | 消化器 |
靴下を履いたすぐ次の日にめんげんが出る方もいますし、何年も冷えとりをやり続けてようやく出てくる方もいます。焦らずに続けることが大切です。
穴のふさぎ方
靴下に穴が開いたら捨ててしまうなんてことはしないでください。高い靴下ですからね。ではどうするかというと、縫えばいいのです。
ただし、縫うと履いた時に違和感がありますので、やり方に注意が必要です。
外側に縫い目がくるようにして、更に縫い目が上側にくるように履きます。足の裏が破れた場合は、左右逆にして履くようにします。重ね履きするとほとんど左右逆の違和感はありません。
夏でも靴下を重ね履き
真夏も含めて年中履くようにしてください。クーラーがガンガンかかった部屋で効果を発揮できると思います。
夏の冷えを秋や冬に持ち越さないことで、体調改善に大きく貢献してくれるでしょう。
おすすめ靴下
正活絹(せいかつけん)の冷えとり靴下。4枚セットで一番外側の色が豊富なのがうれしいです。
正活絹は「冷えとり健康法」を提唱している進藤義晴先生が監修した靴下です。冷えとり靴下は他にもありますが、正活絹が一番毒出しの力が大きいので、おすすめです。